独り言やっぱり凄いぞ、人の脳
私たちは毎日、たくさんの情報に囲まれて生きています。「私が見た」「私が聞いた」「私が感じた」など、当たり前のようにそう思ってしまうのは、脳が一つの物語として世界を理解しようとしているからです。でも実は、この「私」という存在すら、脳が作り出した「登場人物」にすぎません。さらにやっかいなのは、この「作られた私」が、社会や文化の影響を受けて形を固めてしまうことです。目や耳から入る感覚、心の中で浮かぶ思考、体が感じる微妙な変化など、それらは本来バラバラの断片です。けれど脳は、その断片を勝手に繋ぎ合わせ、まるで映画や小説のような「物語」を作り上げます。そして、その物語の中心には必ず「私」という主人公がいます。
